育休取得者
インタビュー
働く中では、結婚や出産、子育てなど、ライフスタイルが変化することもあります。
そんなとき、どんな働き方ができるのか。どんなふうに仕事と家庭を両立しているのか。
今回は、実際に育児休業を取得した男性社員・女性社員それぞれに、育休を取ったときのことや職場のサポート、復帰後の働き方について聞きました。
制度だけでは見えてこない、エースコックで働く人たちのリアルな声をお届けします。
経営企画部
M.I
2014年入社・2児の父
育休を取得した時期や期間について教えてください。
子どもが2人いて、現在6歳と3歳です。
1人目の時は2回育休を取得しました。最初は生まれてすぐに1ヶ月。その翌年の4月、妻が復職するタイミングでもう一度取得しています。
もともとは慣らし保育に合わせて2週間ほどの予定だったのですが、ちょうど2020年のコロナ禍で保育園に通えなくなってしまって。会社にも相談し、結果的に1ヶ月半取得することになりました。
2人目の時は3ヶ月弱です。1人目の時に育休を取って「1ヶ月じゃ足りないな」と思うくらい楽しかったので、2人目はもう少し長く取りたいと思っていました。
男性で育休を取ろうと思ったきっかけは何ですか?
制度があるから取ろう、というよりも、妻をしっかりサポートしたいという気持ちが大きかったです。
夫婦ともに関東出身で、近くに両親がおらず、里帰りもしない予定でした。産後は身体も大変だと聞いていたので、「自分がフォローしよう」と自然に思いました。
1人目の時に2回目の育休を取ったのも、妻が久しぶりに仕事へ復帰するタイミングだったからです。仕事に戻るだけでも大変だと思ったので、その時期は自分が育児をフォローできればと思いました。
育休を取ることに、仕事への不安はありませんでしたか?
早い段階から上司に相談していたので、大きな不安はありませんでした。
直属のリーダーには3ヶ月ほど前から「育休を取りたいです」と話していて、その後、課長にも共有しました。チーム会議でも少しずつ仕事を共有しながら、引き継ぎ資料を作って、「自分がいなくても仕事が回る状態」にしておくことを意識していました。
周囲から否定的な反応をされることもなく、引き継ぎも含めてスムーズに進めることができました。
実際に育休に入ってみて、どうでしたか?
振り返ってみても、すごく楽しかったです。あっという間でしたね。
1人目の時は初めての育児なので、「こんなに小さい子をどう扱えばいいんだろう」という不安はありました。でも、親になるのは自分たちも初めてなので、「みんな最初は1年生だろう」と思って、見よう見まねでやっていました。
育休中は、日中の家事や子どもの世話は基本的に僕が担当していました。授乳後のゲップやおむつ替えなどもして、妻にはできるだけ休んでもらう。1人目も2人目もそんな感じでした。
育休を取ったことで、ご夫婦の関係に変化はありましたか?
妻に育休のことを聞いてみたことがあるのですが、「最初から一緒に子育てを始めたことで、戦友みたいに感じた」と言ってくれたのが印象に残っています。
どちらか一方が育児に詳しくなって、もう一方に教えるような関係ではなく、二人とも分からないところから一緒にやっていけたのが良かった、と。
僕自身も、夫婦で同じスタートラインから子育てに向き合えたことは、すごく良い経験だったと思っています。
復帰後、仕事や家庭との向き合い方に変化はありましたか?
仕事の仕方が大きく変わったわけではありませんが、以前よりメリハリを意識するようになりました。
例えば、「今日は節分だから早く帰って一緒に恵方巻きを食べよう」とか。家族との予定があれば、その時間もちゃんと大切にしたいと思うようになりました。
また、夫婦それぞれに絶対外せない仕事がある日は早めに共有しています。子どもが急に体調を崩した時も、その日の予定を見ながら「今日はどちらが休むか」「在宅にするか」と相談して動いています。
子育てをしながら働く上で、会社のサポートを感じることはありますか?
働き方は以前より柔軟になってきていると感じます。
仕事内容にもよりますが、開発でもデスク作業をまとめておけばリモートワークができる場合がありますし、子どもの対応が必要な時には半休を取るなど、その時の状況に合わせて調整できます。
2人目が生まれた時も平日だったのですが、会社に連絡したら「すぐに行ってあげて」と言ってもらえて、出産に立ち会うことができました。
最近は男性が育児のために休みを取る話も以前より聞くようになりましたし、少しずつ当たり前になってきているのかなと思います。
これからエースコックで働く人へ、メッセージをお願いします。
初めての育児は不安もありましたが、「みんな最初は1年生」と思って見よう見まねでやっていました。
育休を取って、夫婦で一緒に子育てに向き合えた時間は本当に貴重だったと思います。
これから育休を考える人には、まず早めに上司へ相談することをおすすめします。事前に話しておけば周囲にも理解してもらいやすいですし、仕事の進め方も調整できます。
特に男性には、ぜひ前向きに育休を取ってほしいですね。子どもが好きな人なら、きっと楽しい時間になると思います。
マーケティング部
T.D
2011年入社・2児の母
これまでのキャリアと、産休・育休について教えてください。
2011年に新卒で入社し、最初は営業職として約9年間働きました。その後、第一子の出産で産休・育休を取得し、復帰後はマーケティング部で商品開発に携わりました。
そこで約1年間働いた後、第二子の産休・育休を取得。現在もマーケティング部で、新規開発の仕事をしています。
産休・育休は2回経験しています。
妊娠中、仕事を続ける上で大変だったことはありますか?
私の場合、つわり自体は比較的軽かったのですが、一番大変だったのは通勤でした。
電車やバスは揺れるし、座れないこともある。会社に着くと不思議と気が張って働けるのですが、そこに行くまでがしんどかったですね。
第一子の時は営業だったので外回りもありましたが、上司が同行してくれたり、試食の準備など重い荷物を後輩が持ってくれたりしました。
第二子の時にはテレワークができるようになっていたので、それを活用できたことも大きかったです。
職場ではどんなサポートがありましたか?
自分で働き方を変えたというより、「周りが動いてくれた」という感覚の方が強いです。
第一子の妊娠中、普通にヒールを履いて社内を小走りしていたら、先輩ママから「危ないから!お願いだから歩いて~」と言われたこともありました(笑)。
「手首や足首を冷やさない方がいいよ」と教えてもらったり、重いものがあれば代わってもらったり。周囲が自然に気遣ってくれていました。
育休に入る時もネガティブな反応はなく、先輩から「他のことは考えなくていいから、身体と子どものことだけ考えなさい」と言ってもらったのを覚えています。
育休中はどのように過ごしていましたか?
第一子と第二子では、気持ちが全然違いました。
1人目の時は「これをやらなきゃ」「どうしよう」と、初めてのことばかりで必死でした。でも2人目になると経験がある分、「まあ、いけるよね」と少し気楽に構えられるようになりました。
2人目の育休中は、朝起きて上の子を保育園へ送り、離乳食、授乳、お昼寝。起きたらまた離乳食やミルク、その間に買い物をして、気づけば上の子のお迎え。
本当に毎日が一瞬で過ぎていきました。
唯一の楽しみは、子どもがお昼寝している間に食べるコンビニスイーツとコーヒーでした。
育休中、仕事のことは気になりませんでしたか?
仕事はほぼノータッチでした。自分が考えたところでできることもないので、そこは割り切っていました。
ただ、エースコックの商品は生活の中で自然と目に入るんですよね。
コンビニへスイーツを買いに行けばカップ麺が並んでいるし、テレビをつければCMも流れる。子どもから「ママの会社のやつだ」と言われることもありました。
仕事からは離れていても、会社の商品は身近に感じていました。
復帰後、一番変わったことは何ですか?
一番大きいのは時短勤務になったことです。
以前なら「今日終わらなければ明日残業すればいい」と考えることもできましたが、今は保育園のお迎えという絶対的なデッドラインがあります。
だから、仕事で意識しているのは「前もって、前もって」です。
子どもが急に熱を出して2〜3日休むことも想定して、締切があればその少し前には終わらせておく。誰かのチェックが必要なら、さらに前に出す。
予定通りにいかないことを前提に、できることはなるべく前倒しで進めるようになりました。
子育てと仕事を両立する上で、職場のサポートを感じることはありますか?
同じチームの皆さんには本当に助けてもらっています。
時短勤務なので、私が帰った後に急な連絡が来れば課長が対応してくれますし、急な休みで会議に出られなくなった時は、あとでしっかり情報を共有してくれます。
子どもが発熱してしまった場合も、「それなら数日出勤できないかもね」「子どもの体調を優先してね」と状況を理解してくれる。
その一言があるだけでも、気持ちは全然違います。
もちろん部署や仕事内容によって状況は違いますが、私は今、とても働きやすい環境にいると感じています。
出産・育児を経験して、会社の制度への見方は変わりましたか?
大きく変わりました。
若い頃は、子育てをしながら働く人が「時間がない」「生活が回らない」と話していても、正直、自分ごととしては分かっていませんでした。
でも自分が経験してみると、子育てをしている側の気持ちも、それを支える側の気持ちも分かるようになりました。
入社してから、テレワークや時差出勤など、働き方の選択肢も増えてきたと感じています。
だから今は、同じように子育てをしている社員と「こんな制度があったらいいよね」「人事に言ってみようか」と話すこともあります。これからもっと、いろいろな立場の人が働きやすくなればいいなと思っています。
これからエースコックで働く人へ、メッセージをお願いします。
仕事と育児の両立は、正直めちゃくちゃ大変です(笑)。
でも、制度の選択肢があれば、その時のライフスタイルに合わせて働き方を組み替えながら、仕事を続けていくことができます。
学生の時点で、将来の産休・育休や子育てまで具体的に想像するのは難しいと思います。私自身、新卒の頃はそこまで見ていませんでした。
でも、長く働くことを考えるなら、どんな制度があって、どんな働き方ができる会社なのかを見ることはとても大切だと思います。
今はまだ想像できない未来だからこそ、「将来、自分の生活が変わった時にも働き続けられるかな?」という視点を少し持って、会社を見てみてほしいです。

